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バージョン: 2.4.0

磁気センサー

キューブの 3 軸磁気センサーを利用した機能として、「磁石の状態検出」と「磁力の検出」の 2 つの機能が利用できます。

キューブのシステムソフトウェアバージョン v02.0004 (BLE プロトコルバージョン v2.2.0)から「磁石の状態検出」が利用できます。
キューブのシステムソフトウェアバージョン v02.0005 (BLE プロトコルバージョン v2.3.0)から上記に加えて「磁力の検出」が利用できます。

システムソフトウェアバージョンとアップデート方法についてははじめに-アップデートについてを参照してください。

通信仕様については通信仕様 - 磁気センサーを参照してください。

注意
  • 強力な磁石の使用はキューブの正常な動作が妨げられたり、故障につながることがあります。ご注意ください。
  • 磁石の扱いに関しては、必ず磁石メーカーの取扱説明書をよく読んで利用上の注意を守り、知識を持った方が責任を持ってお取り扱いください。

1. 磁石の状態検出

あらかじめ決められた位置・磁力で配置された磁石により、6 パターンの状態が検出できます。
磁束密度の検出には範囲があり、範囲の外では正しく検出されません。ご利用の磁石を用いて必ず実機・実環境であらかじめ試験の上ご利用ください。

磁石の仕様

磁石の仕様は以下のとおりです。

magnet specification

項目内容
サイズ4 x 4 x 2 [mm]
材質ネオジム焼結磁石 N40
着磁方向2mm 厚方向

磁石のレイアウト仕様

磁石位置・着磁方向に応じて下図の 6 パターンを検出できます。

magnet layout specification

2. 磁力の検出

磁力の強さと向きを検出できます。

磁力の強さは、磁石の極性とは関係なく常に正の値で表されます。

磁力の向きは、キューブを通過する磁力線の向きを、3 次元ベクトルとして X,Y,Z の成分で表したものです。 この 3 次元ベクトルの長さは、磁力の強さに関わらずほぼ一定(およそ 10)です。

キューブの座標系は下図で、矢印方向が正の向きとなります。

magnet coordinate system